5月29日(水)「懸念される中国の過剰生産 米国は関税強化で対抗」

ゲスト:柯 隆(東京財団政策研究所主席研究員)、井形 彬(東京大学先端科学技術研究センター特任講師)

先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は25日、共同声明で中国の過剰生産問題が世界経済に悪影響を与えると名指しで批判し、強い懸念を表明した。日本と米国、欧州は習政権から巨額の補助金を受けた中国企業が不当に安い製品を輸出し、市場をゆがめていると主張している。
中国の過剰生産への対抗策として、バイデン米政権は関税強化で対応。8月1日から中国製の電気自動車(EV)の制裁関税を100%に引き上げるほか、鉄鋼、アルミニウム、太陽電池などでも大幅に引き上げる。一方、中国側は「断固たる措置をとる」と、報復を示唆。米国と中国の貿易摩擦は今後、深刻化するのか。
ゲストは、中国経済が専門のエコノミスト・柯隆氏と、経済安全保障に精通する研究者・井形彬氏。安価な製品で輸出攻勢を強める中国に対して日米欧は?激化する米中の貿易摩擦が日本経済へどう影響するか考える。

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