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第73回 『居酒屋遺産』探訪!歴史ある名店:東京根岸・仙台・名古屋

これまで数えきれぬほどの居酒屋を巡ってきた、居酒屋探訪家の太田和彦さん。今回も前回に引き続き、「居酒屋遺産探訪」と題して、その建物や店内の造作を含めて、歴史ある名店の魅力をお伝えします。

太田さんが提唱する『居酒屋遺産』の基準とは、創業が古く店が往時のままであること...。親子代々店を継承していること...。そして、庶民のための居酒屋であること...。

今回ご紹介するのは、創業は江戸時代の安政3年。160年を超える歴史を持つ、東京・根岸の『鍵屋』。 永井荷風も愛した、名店中の名店です。住宅地の一角に、異彩を放つ黒板塀...。現在の建物は大正元年、踊りのお師匠さんが建てた家を居酒屋として改築したものだといいます。店内も、格天井、板壁、分厚い木のカウンター、石畳の床...。すべてが剛直な造りで展開されています。

ご主人は7代目。太田さんが「酒」と言うだけで『櫻正宗』が用意されます。使いこんだ銅の燗付け器での流れるような手順に、居酒屋遺産たりえる貫禄が覗きます。

太田さんが注文したのは「鰻のくりから焼き」「たたみいわし」「大根おろし」「合鴨塩焼き」...。肴の一つ一つにも、江戸っ子の粋がありました。

そんな『鍵屋』の始まりは、酒屋。創業当時の建物は歴史的建造物として、屋外博物館の江戸東京たてもの園に、そっくり保存されています。

その他にも、太田さんが「居酒屋遺産」と推す仙台の『源氏』、名古屋の『大甚本店』もご紹介! ニッポンの宝「居酒屋遺産」の名店の姿を、たっぷりと!

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