報道ライブ インサイドOUT 第1・第3金曜版
ゲスト:橘川 武郎(国際大学学長)、居駒 知樹(日本大学理工学部教授)
国土を海に囲まれ、山が多く複雑な地形を持つ日本。現在は発電量の7割近くを火力に頼っているが、枯渇せず使えるうえ温室効果ガスを発生しない再生可能エネルギーの割合が、年々増え続けている。太陽光や水力、風力、地熱など再エネの発電方法も多彩だが、それぞれがさらに発電量を伸ばすためのポテンシャルは、この日本にどの程度あるのだろうか?再生可能エネルギーの伸びに期待がかかる中、政府がエネルギー政策の「切り札」と位置付けているのが、洋上風力発電だ。洋上なので、障害物がないため発電効率が高い上、大量導入が可能など、大きな期待が寄せられている。また、現在は研究開発段階だが、波のエネルギーを使った発電・波力発電も、日本の地理条件に合った発電方法として期待されている。導入促進にあたって、どのような課題があるのだろうか。政府は脱炭素社会の実現のため、2040年までに再エネを最大の電源にする計画を発表したが、再エネの普及・定着のために必要なものとは。
ゲストに、エネルギー産業論を専門とする橘川武郎氏と海洋での発電の研究を行う居駒知樹氏を迎え、海洋国家・日本の再エネの未来を考える。