報道ライブ インサイドOUT
ゲスト:小原 凡司(笹川平和財団上席フェロー)、神保 謙(慶應義塾大学教授)
27日の衆議院選挙で与党は過半数割れと惨敗し、石破首相は盤石な政権基盤を築けなかった。中国は日本の政治空白を狙い、軍事的な挑発行為を仕掛けてくるのか?台湾海峡や南シナ海で高まる中国の軍事的脅威にどう対処していくのか? 石破首相は選挙直前、中国の李首相と会談。領空侵犯を含む中国の軍事活動などについて、日本の立場を明確に伝え、重層的に意思疎通を重ねていくことを確認した。しかし今月14日、中国軍は台湾を取り囲む形で大規模な軍事演習を実施。その後も、中国空母「遼寧」が台湾海峡を北上。中国軍用機も事実上の中台境界線の「中間線」を超えるなど、軍事的圧力を強めている。「台湾統一」が悲願の習近平政権の思惑や今後の戦略とは?
ゲストは、中国やアジア太平洋の安全保障政策が専門の笹川平和財団上席フェロー・小原凡司氏と、国際安全保障論や日本の外交・防衛政策が専門の慶應義塾大学教授・神保謙氏。高まる中国軍の脅威と日本の安保政策、アジアの安全保障について考える。