報道ライブ インサイドOUT
ゲスト:田中 浩一郎(慶應義塾大学大学院教授)、豊田 祐基子(ロイター通信日本支局長)
1年前に始まったガザでの戦闘は、既にパレスチナ側の死者が4万人を超えたが戦火が収まる気配はない。それどころかイスラエルは、周辺部も含めて戦闘を拡大させ、イスラエル自身は認めていないが、イスラム組織ハマスやレバノンの親イラン武装勢力ヒズボラの最高指導者を次々殺害したとされている。一方、イランは報復としてイスラエルに対し180発以上の弾道ミサイルで攻撃。報復の連鎖がエスカレートしており、戦闘は周辺諸国に拡大している。イスラエルの国防相は「報復は致命的、決定的なものになるだろう」と述べたが、果たしてイランへの「報復」は、いつどのような規模で行われるのか?米国のバイデン大統領は、イスラエルを「絶対的に支持する」と表明しつつも、核施設への攻撃には反対し、自制を求めている。一方、トランプ前大統領は「核施設を攻撃すべき」と発言。イスラエルとイランの応酬、中東の戦火の拡大は、1カ月後に迫った米大統領選に影響を与える「オクトーバーサプライズ」となるのか。
ゲストは、イランを始め中東情勢に詳しい田中浩一郎氏と、アメリカの安保外交を長年フォローしてきた豊田祐基子氏。イスラエルの大規模報復と中東情勢の行方と米大統領選への影響について、徹底分析する。