太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選
第38回 島根 神々の国・出雲と水の都・松江の銘酒巡り
レンタル期間:7日間
居酒屋の達人・太田和彦が神々の国・出雲と水の都 松江市を旅します。
まずは太田さん、宍道湖沿いを走る一畑電車に乗り、 のどかな風景を眺めながら、出雲の国から日本全土を見守る大国主命を祀る出雲大社へ向かいます! 出雲大社を詣でたあとは、出雲そばの専門店へ。
古民家を店づくりに生かした落ち着いた雰囲気の店。
"出雲そば"は、岩手のわんこ蕎麦、長野の戸隠蕎麦と並ぶ、"日本三大蕎麦"の一つ。 野趣あふれる出雲そばの風味と江戸蕎麦の細打ちならではののど越しに大感激!!
そして、居酒屋一件目は、2015年に開店したカウンター7席に座敷が2つある店。
日本酒は、地酒にこだわる豊富な品揃え。
店主は奥出雲の出身で、名料亭などで修業し故郷に近いここ松江で独立しました。
地元の魚しか使わないという、料理人のこだわりを持っています。
さらに、2軒目は、太田さんも何度か訪れたことのある創業70年を越える老舗居酒屋。
今は亡き前女将をしのび店主の調理のこだわりをじっくりと味わいます。
まずは太田さん、宍道湖沿いを走る一畑電車に乗り、 のどかな風景を眺めながら、出雲の国から日本全土を見守る大国主命を祀る出雲大社へ向かいます! 出雲大社を詣でたあとは、出雲そばの専門店へ。
古民家を店づくりに生かした落ち着いた雰囲気の店。
"出雲そば"は、岩手のわんこ蕎麦、長野の戸隠蕎麦と並ぶ、"日本三大蕎麦"の一つ。 野趣あふれる出雲そばの風味と江戸蕎麦の細打ちならではののど越しに大感激!!
そして、居酒屋一件目は、2015年に開店したカウンター7席に座敷が2つある店。
日本酒は、地酒にこだわる豊富な品揃え。
店主は奥出雲の出身で、名料亭などで修業し故郷に近いここ松江で独立しました。
地元の魚しか使わないという、料理人のこだわりを持っています。
さらに、2軒目は、太田さんも何度か訪れたことのある創業70年を越える老舗居酒屋。
今は亡き前女将をしのび店主の調理のこだわりをじっくりと味わいます。
エピソード

第160回「東京 立石で呑んべえの聖地のいまを堪能」
今回の舞台は、“呑んべえの聖地”という愛称で親しまれている、東京・立石。浅草から電車で10分、葛飾区にある京成立石が最寄り駅です。再開発の波が押し寄せる中、南側は年季の入ったアーケード街に、昭和を色濃く残すレトロな商店がいまも健在。おでんをベースに地元で長年愛される居酒屋と、オールドアメリカンで魅了するBarをご紹介します。
立石では有名な「丸忠蒲鉾店」を実家に生まれ育った、オーナーの日高さんが営んでいる「二毛作」。心にまで沁みる、透明に澄んだ出汁のおでんが看板メニューです。まずは群馬泉のお燗で。お通しは、ひじきの白和えと磯つぶ貝旨煮の二品。続いて頼んだのは、肝いりのうすばはぎのなめろう。淡白な身に肝を合わせた絶妙な旨さが、口いっぱいに広がります。多彩なつまみと燗酒が楽しめるお店で、心地よいゆったりとした時間を過ごせました。
立石駅通り商店街を歩くと、雑居ビルの入り口にBarの看板を発見。興味津々、早速覗いてみました。「オールディズ」1991年開店。店内は古き良き時代のアメリカ小物が溢れ、アメリカンミュージックが温かく出迎えてくれます。
太田さん、若いころ嗜んでいたオールドクロウのバーボンを注文。「いいなぁ、また戻りたいなぁ、この味!」 今宵はバーボンのグラスをかたむけて、あの映画のワンシーンに思いを馳せたようです。
【出演】
居酒屋探訪家・太田和彦(アートディレクター / 作家)
今回の舞台は、“呑んべえの聖地”という愛称で親しまれている、東京・立石。浅草から電車で10分、葛飾区にある京成立石が最寄り駅です。再開発の波が押し寄せる中、南側は年季の入ったアーケード街に、昭和を色濃く残すレトロな商店がいまも健在。おでんをベースに地元で長年愛される居酒屋と、オールドアメリカンで魅了するBarをご紹介します。
立石では有名な「丸忠蒲鉾店」を実家に生まれ育った、オーナーの日高さんが営んでいる「二毛作」。心にまで沁みる、透明に澄んだ出汁のおでんが看板メニューです。まずは群馬泉のお燗で。お通しは、ひじきの白和えと磯つぶ貝旨煮の二品。続いて頼んだのは、肝いりのうすばはぎのなめろう。淡白な身に肝を合わせた絶妙な旨さが、口いっぱいに広がります。多彩なつまみと燗酒が楽しめるお店で、心地よいゆったりとした時間を過ごせました。
立石駅通り商店街を歩くと、雑居ビルの入り口にBarの看板を発見。興味津々、早速覗いてみました。「オールディズ」1991年開店。店内は古き良き時代のアメリカ小物が溢れ、アメリカンミュージックが温かく出迎えてくれます。
太田さん、若いころ嗜んでいたオールドクロウのバーボンを注文。「いいなぁ、また戻りたいなぁ、この味!」 今宵はバーボンのグラスをかたむけて、あの映画のワンシーンに思いを馳せたようです。
【出演】
居酒屋探訪家・太田和彦(アートディレクター / 作家)
見放題
レンタル

第159回「東京 月島・佃で太田さん絶賛の酒肴を堪能」
今回の舞台は、下町情緒あふれるベイエリア、東京 月島・佃。江戸、明治から形成されていったといわれる月島・佃は、都心にアクセスしやすく、再開発のさなか昔ながらの路地や味のある長屋など下町風景も健在です。「懐かしい」と「新しい」が絶妙に混ざり合うエリアで、いま太田さんが最も絶賛する名居酒屋をご紹介します。
もんじゃ屋が軒を連ねる西仲通り商店街。通称「もんじゃストリート」を抜けて向かった先が、下町風情と運河の向こうにタワマンを望む、佃を象徴する風景。佃にはレトロな風情があり、時間の流れが変わったような印象を受けます。老舗の佃煮屋『天安本店』にそっと足を踏み入れると、あさりを炊いたいい香りが。太田さん、若女将の好意に甘えて佃煮を試食。180年以上受け継がれてきた佃煮発祥の伝統の味を堪能しました。
さて待望の居酒屋巡り。細裏路地に佇む古民家の二階「手盃 蛮殻(てっぱ ばんから)」。太田さんが全幅の信頼を寄せる店主・大野尚人さんが手掛けるお店です。まずは愛知の地酒「長珍」の燗で。お通しは、花わさび岩もずく酢と煮蛤の二品。ひと手間をかけながらも素材の持ち味を大切にした旨味が絶妙です。さらに、のびると鶏ハツニラオイル和え、うなぎぬか漬けを注文。その独創的な料理の掛合わせに、太田さん、さらに惚れ込んだよう。長居したくなるカウンター席で、大野さんとの会話も弾みました。
【出演】
居酒屋探訪家・太田和彦(アートディレクター / 作家)
今回の舞台は、下町情緒あふれるベイエリア、東京 月島・佃。江戸、明治から形成されていったといわれる月島・佃は、都心にアクセスしやすく、再開発のさなか昔ながらの路地や味のある長屋など下町風景も健在です。「懐かしい」と「新しい」が絶妙に混ざり合うエリアで、いま太田さんが最も絶賛する名居酒屋をご紹介します。
もんじゃ屋が軒を連ねる西仲通り商店街。通称「もんじゃストリート」を抜けて向かった先が、下町風情と運河の向こうにタワマンを望む、佃を象徴する風景。佃にはレトロな風情があり、時間の流れが変わったような印象を受けます。老舗の佃煮屋『天安本店』にそっと足を踏み入れると、あさりを炊いたいい香りが。太田さん、若女将の好意に甘えて佃煮を試食。180年以上受け継がれてきた佃煮発祥の伝統の味を堪能しました。
さて待望の居酒屋巡り。細裏路地に佇む古民家の二階「手盃 蛮殻(てっぱ ばんから)」。太田さんが全幅の信頼を寄せる店主・大野尚人さんが手掛けるお店です。まずは愛知の地酒「長珍」の燗で。お通しは、花わさび岩もずく酢と煮蛤の二品。ひと手間をかけながらも素材の持ち味を大切にした旨味が絶妙です。さらに、のびると鶏ハツニラオイル和え、うなぎぬか漬けを注文。その独創的な料理の掛合わせに、太田さん、さらに惚れ込んだよう。長居したくなるカウンター席で、大野さんとの会話も弾みました。
【出演】
居酒屋探訪家・太田和彦(アートディレクター / 作家)
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レンタル

第158回「高知県四万十市で川の幸・海の幸を堪能」
今回の舞台は、県内屈指の雄大な自然を有する、高知県四万十市。全長196kmの大河「四万十川」 は、最後の清流といわれ、川幅も広く、清流がゆっくり流れるのどかな風景を存分に楽しめることができます。美しい水と天然の苔類で育った川の幸、黒潮が育てた海の幸を提供する地元で評判の人気店をご紹介します。
30年以上前に作家・椎名誠さんに誘われ、美術監督として参加した映画以来、久しぶりの四万十を訪問。その撮影地である口屋内沈下橋を散策しました。当時は一週間にわたり、川辺でキャンプ生活を送りながら撮影を行ったそう。「夢の駆け巡った場所だな」。四万十の時より強い風を受けながら、太田さん、青春の1ページに思いを馳せました。
さて待望の居酒屋タイム。2015年開店の「人情酒場 いわちゃん」。まずは土佐の銘酒「酔鯨 純米酒 八反六十」の燗で。そこに昆布〆した赤足くまえびの刺身に、四万十川で採れた青さのりの天ぷら。口の中いっぱいに、柔らかい青さのりの風味と香りが広がります。天然塩でいただけば格別の旨さ。
さらに高知では特に珍重されている新鮮なカツオ「ビリカツオの刺身」が登場。太田さん、土佐の食の宝庫と銘酒に浸り、大満足の夜となりました。
【出演】
居酒屋探訪家・太田和彦(アートディレクター / 作家)
今回の舞台は、県内屈指の雄大な自然を有する、高知県四万十市。全長196kmの大河「四万十川」 は、最後の清流といわれ、川幅も広く、清流がゆっくり流れるのどかな風景を存分に楽しめることができます。美しい水と天然の苔類で育った川の幸、黒潮が育てた海の幸を提供する地元で評判の人気店をご紹介します。
30年以上前に作家・椎名誠さんに誘われ、美術監督として参加した映画以来、久しぶりの四万十を訪問。その撮影地である口屋内沈下橋を散策しました。当時は一週間にわたり、川辺でキャンプ生活を送りながら撮影を行ったそう。「夢の駆け巡った場所だな」。四万十の時より強い風を受けながら、太田さん、青春の1ページに思いを馳せました。
さて待望の居酒屋タイム。2015年開店の「人情酒場 いわちゃん」。まずは土佐の銘酒「酔鯨 純米酒 八反六十」の燗で。そこに昆布〆した赤足くまえびの刺身に、四万十川で採れた青さのりの天ぷら。口の中いっぱいに、柔らかい青さのりの風味と香りが広がります。天然塩でいただけば格別の旨さ。
さらに高知では特に珍重されている新鮮なカツオ「ビリカツオの刺身」が登場。太田さん、土佐の食の宝庫と銘酒に浸り、大満足の夜となりました。
【出演】
居酒屋探訪家・太田和彦(アートディレクター / 作家)
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レンタル

第157回「高知県高知市で絶品のカツオと歴史を堪能」
今回の舞台は、幕末の英雄、坂本龍馬が生まれた高知県高知市。激動の幕末を駆け抜けた坂本龍馬を知ることができるスポットが数多く点在します。また高知県民のソウルフードの1つが「カツオのタタキ」。太田さん待望の旬の味覚です。地元で評判の初カツオと選りすぐりの燗酒を味わえる名店をご紹介します。
開創1300年を誇る聖武天皇ゆかりの古刹、「五台山 竹林寺」。歴史と四季折々の自然を楽しめる広い境内をゆっくりと散策した後は、高知の定番グルメスポット「ひろめ市場」 を訪れました。ここは土佐の風土に育まれた「食」が集う場所。豪快な炎で焼き上げるカツオのわら焼きに目を奪われた太田さん、本場炙りたてのカツオのタタキを堪能しました。
お目当ての居酒屋、燗酒の店「サケとサカナ ヒナタ」。酒肴に定評のある地元の人気店です。まずは島根産「扶桑鶴 特別純米」の燗で。米の旨みを醸した濃い酒です。お通しは、イタドリのクミン炒めなど8種の盛り合わせ。熟成ナイラゲ漬けは、1か月熟成させた、まるで上質のハムのような逸品。そこに本日獲れたてのカツオを炙った、カツオ焼切りが登場。寡黙の中にセンスの光るアテの数々に、太田さんも心地よく酔いしれました。
今回の舞台は、幕末の英雄、坂本龍馬が生まれた高知県高知市。激動の幕末を駆け抜けた坂本龍馬を知ることができるスポットが数多く点在します。また高知県民のソウルフードの1つが「カツオのタタキ」。太田さん待望の旬の味覚です。地元で評判の初カツオと選りすぐりの燗酒を味わえる名店をご紹介します。
開創1300年を誇る聖武天皇ゆかりの古刹、「五台山 竹林寺」。歴史と四季折々の自然を楽しめる広い境内をゆっくりと散策した後は、高知の定番グルメスポット「ひろめ市場」 を訪れました。ここは土佐の風土に育まれた「食」が集う場所。豪快な炎で焼き上げるカツオのわら焼きに目を奪われた太田さん、本場炙りたてのカツオのタタキを堪能しました。
お目当ての居酒屋、燗酒の店「サケとサカナ ヒナタ」。酒肴に定評のある地元の人気店です。まずは島根産「扶桑鶴 特別純米」の燗で。米の旨みを醸した濃い酒です。お通しは、イタドリのクミン炒めなど8種の盛り合わせ。熟成ナイラゲ漬けは、1か月熟成させた、まるで上質のハムのような逸品。そこに本日獲れたてのカツオを炙った、カツオ焼切りが登場。寡黙の中にセンスの光るアテの数々に、太田さんも心地よく酔いしれました。
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第156回「岡山・倉敷市で美観の風情と地物を堪能」
今回の舞台は、年間300万人以上の観光客が訪れる、岡山・倉敷市。江戸時代から残る白壁の蔵屋敷と洋風建築が調和した美しい町並みが世界中の観光客を魅了します。そんな倉敷美観地区で地産地消にこだわり、瀬戸内産の鮮魚や岡山の旬の食材をつかった料理を提供する名店をご紹介します。
太田さんが必ず立ち寄りたかった場所が、大原美術館。倉敷の文化発展に貢献した事業家・大原孫三郎によって昭和5年に創立された日本初の私立西洋美術館です。本館にはクロード・モネ作『睡蓮』をはじめ、ピカソ、ルノワール、ゴーギャンなど、西洋の名画が数多く展示されています。エル・グレコ作『受胎告知』を前に、太田さんしばし時間を忘れ、見惚れていました。
美観地区ならではの蔵の風合いがどこか懐かしさを感じる「馳走屋 菜乃花」1990年開店。
まずは倉敷の地酒「燦然」の燗で。初めに黄ニラと地だこのヌタ。県産の黄ニラは、シャクとした歯触りと柔らかな香りが特徴で、食欲をそそる一品。ママカリ甘酢漬けは、瀬戸内の名物。甘酢がさらっと利いていて、見た目にも清涼感のある味わい。そして太田さん絶賛の旨味を凝縮した牡蛎の天麩羅。心地よく瀬戸内の旬の酒肴を堪能しました。
【出演】
居酒屋探訪家・太田和彦(アートディレクター / 作家)
今回の舞台は、年間300万人以上の観光客が訪れる、岡山・倉敷市。江戸時代から残る白壁の蔵屋敷と洋風建築が調和した美しい町並みが世界中の観光客を魅了します。そんな倉敷美観地区で地産地消にこだわり、瀬戸内産の鮮魚や岡山の旬の食材をつかった料理を提供する名店をご紹介します。
太田さんが必ず立ち寄りたかった場所が、大原美術館。倉敷の文化発展に貢献した事業家・大原孫三郎によって昭和5年に創立された日本初の私立西洋美術館です。本館にはクロード・モネ作『睡蓮』をはじめ、ピカソ、ルノワール、ゴーギャンなど、西洋の名画が数多く展示されています。エル・グレコ作『受胎告知』を前に、太田さんしばし時間を忘れ、見惚れていました。
美観地区ならではの蔵の風合いがどこか懐かしさを感じる「馳走屋 菜乃花」1990年開店。
まずは倉敷の地酒「燦然」の燗で。初めに黄ニラと地だこのヌタ。県産の黄ニラは、シャクとした歯触りと柔らかな香りが特徴で、食欲をそそる一品。ママカリ甘酢漬けは、瀬戸内の名物。甘酢がさらっと利いていて、見た目にも清涼感のある味わい。そして太田さん絶賛の旨味を凝縮した牡蛎の天麩羅。心地よく瀬戸内の旬の酒肴を堪能しました。
【出演】
居酒屋探訪家・太田和彦(アートディレクター / 作家)
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第155回「岡山・瀬戸内市で豊富な海の幸と地酒を堪能」
今回の舞台は、青い空と海、瀬戸内海を見渡す岡山・瀬戸内市。特に瀬戸内海に面した牛窓は、ノスタルジックな町並みや歴史ある神社など、岡山県南を代表する人気観光地です。四季折々の豊富な海の幸と厳選の地酒を提供する、太田さんご贔屓の名居酒屋をご紹介します。
古くから風待ち、潮待ちの港として栄えた牛窓。港町として栄えた江戸時代から昭和30年頃の面影を数多く残しています。格子戸、旧中國銀行、燈籠堂跡など、伝統的建造物や史跡が点在。古き良き町並みを散策した太田さん、ゆったりとした瀬戸内時間を堪能しました。
いま岡山で一番と言わしめた名店「小ぐり」。2009年開店。
店内は清潔感があり、板前割烹としての落ち着いた雰囲気。まずは「本醸造 喜平」の燗から。定評のある突き出しは、黄ニラ棒寿司に真子など旬の素材を活かした絶品揃い。鰆塩タタキは、彩り美しく、春来るを思わせる上品な味わい。ゲタ煮付は、舌ひらめを砂糖を使わず煮込み、素材の旨味を最大限に引き出した逸品。手際よく調理されている様子を眺めながら、岡山の地酒に酔いしれる。
【出演】
居酒屋探訪家・太田和彦(アートディレクター / 作家)
今回の舞台は、青い空と海、瀬戸内海を見渡す岡山・瀬戸内市。特に瀬戸内海に面した牛窓は、ノスタルジックな町並みや歴史ある神社など、岡山県南を代表する人気観光地です。四季折々の豊富な海の幸と厳選の地酒を提供する、太田さんご贔屓の名居酒屋をご紹介します。
古くから風待ち、潮待ちの港として栄えた牛窓。港町として栄えた江戸時代から昭和30年頃の面影を数多く残しています。格子戸、旧中國銀行、燈籠堂跡など、伝統的建造物や史跡が点在。古き良き町並みを散策した太田さん、ゆったりとした瀬戸内時間を堪能しました。
いま岡山で一番と言わしめた名店「小ぐり」。2009年開店。
店内は清潔感があり、板前割烹としての落ち着いた雰囲気。まずは「本醸造 喜平」の燗から。定評のある突き出しは、黄ニラ棒寿司に真子など旬の素材を活かした絶品揃い。鰆塩タタキは、彩り美しく、春来るを思わせる上品な味わい。ゲタ煮付は、舌ひらめを砂糖を使わず煮込み、素材の旨味を最大限に引き出した逸品。手際よく調理されている様子を眺めながら、岡山の地酒に酔いしれる。
【出演】
居酒屋探訪家・太田和彦(アートディレクター / 作家)
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第154回「東京・学芸大学で懐かしさと絶品料理を堪能」
今回の舞台は、アクセスと生活利便性に恵まれる、東京・学芸大学。下町の雰囲気漂うアットホームな商店街に、流行に敏感な若者たちが集う街として、いま世界からも注目されているとか。そんなおしゃれさと親しみやすさが同居した学芸大学で、季節の野菜料理をあてに晩酌を愉しむ、隠れ家的な名店をご紹介します。
学芸大学は、かつて太田さんが入社したての頃、アパート暮らしをしていたことのある街。懐かしの街並を散策していると、中古レコード店を発見。吸い込まれる様に店内へ。無類のレコードコレクターの太田さん、知らぬ間に20枚購入と相成りました。
お待ちかねの居酒屋巡り。駅から15分ほど、どこか古民家のようなひっそりと佇んでいる「あめつち」。カウンター数席のみで、騒がしさがない空間。まずは「純米酒 会津娘」の燗で。初めの一品は、九条ねぎのぬた。寒さで甘みを増した九条ネギは、まさに旬の味覚。そこに太田さん好物の、牡蠣のオイル漬けが登場。牡蠣の濃厚なふくらみと旨味が凝縮され、純米酒とも相性抜群。こだわりと丁寧な技が光る料理の数々。心落ちつく空間で、至福の時間に浸りました。
【出演】
居酒屋探訪家・太田和彦(アートディレクター / 作家)
今回の舞台は、アクセスと生活利便性に恵まれる、東京・学芸大学。下町の雰囲気漂うアットホームな商店街に、流行に敏感な若者たちが集う街として、いま世界からも注目されているとか。そんなおしゃれさと親しみやすさが同居した学芸大学で、季節の野菜料理をあてに晩酌を愉しむ、隠れ家的な名店をご紹介します。
学芸大学は、かつて太田さんが入社したての頃、アパート暮らしをしていたことのある街。懐かしの街並を散策していると、中古レコード店を発見。吸い込まれる様に店内へ。無類のレコードコレクターの太田さん、知らぬ間に20枚購入と相成りました。
お待ちかねの居酒屋巡り。駅から15分ほど、どこか古民家のようなひっそりと佇んでいる「あめつち」。カウンター数席のみで、騒がしさがない空間。まずは「純米酒 会津娘」の燗で。初めの一品は、九条ねぎのぬた。寒さで甘みを増した九条ネギは、まさに旬の味覚。そこに太田さん好物の、牡蠣のオイル漬けが登場。牡蠣の濃厚なふくらみと旨味が凝縮され、純米酒とも相性抜群。こだわりと丁寧な技が光る料理の数々。心落ちつく空間で、至福の時間に浸りました。
【出演】
居酒屋探訪家・太田和彦(アートディレクター / 作家)
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第153回「滋賀・長浜市で銘酒と琵琶湖の恵みを堪能」
今回の舞台は、滋賀県の湖北地方に位置する市、長浜市。江戸時代には北国街道の宿場としても栄え、琵琶湖水運の要衝として発展、ノスタルジックでモダンな町並みが人気のスポットです。風情ある町並みで長浜の銘酒と琵琶湖の恵みを存分に味わえる名店をご紹介します。
琵琶湖の豊かな水源から米や野菜が育ち、さらに味噌や酒などの発酵食品が作られてきました。大通寺の門前通りで、「どぶろく」の醸造所・ハッピー太郎醸造所を発見。早速クラフトどぶろくをいただくことに。シュワとした爽快さと甘酸っぱい仕上がりに、太田さんも感激。ご主人との酒談義に興じながら、新世代の味を愉しみました。
さて待望の居酒屋タイム。琵琶湖の幸と滋賀酒を楽しめる名店「割烹 能登」。まずはご当地「純米吟醸 琵琶の長寿」から。そして長浜でしか味わえない珍味の、天然鮒ずしに鮒子造り。独特の香りと発酵による酸味の旨さはやみつきになる味。さらに長浜産 熊焼きは、優しく滋味深い肉に脂身の旨さが抜群。選りすぐりの湖北料理でもてなす大将と女将の人柄にも癒され、太田さんも大満足。四季折々に再訪したいお店と実感しました。
【出演】
居酒屋探訪家・太田和彦(アートディレクター / 作家)
今回の舞台は、滋賀県の湖北地方に位置する市、長浜市。江戸時代には北国街道の宿場としても栄え、琵琶湖水運の要衝として発展、ノスタルジックでモダンな町並みが人気のスポットです。風情ある町並みで長浜の銘酒と琵琶湖の恵みを存分に味わえる名店をご紹介します。
琵琶湖の豊かな水源から米や野菜が育ち、さらに味噌や酒などの発酵食品が作られてきました。大通寺の門前通りで、「どぶろく」の醸造所・ハッピー太郎醸造所を発見。早速クラフトどぶろくをいただくことに。シュワとした爽快さと甘酸っぱい仕上がりに、太田さんも感激。ご主人との酒談義に興じながら、新世代の味を愉しみました。
さて待望の居酒屋タイム。琵琶湖の幸と滋賀酒を楽しめる名店「割烹 能登」。まずはご当地「純米吟醸 琵琶の長寿」から。そして長浜でしか味わえない珍味の、天然鮒ずしに鮒子造り。独特の香りと発酵による酸味の旨さはやみつきになる味。さらに長浜産 熊焼きは、優しく滋味深い肉に脂身の旨さが抜群。選りすぐりの湖北料理でもてなす大将と女将の人柄にも癒され、太田さんも大満足。四季折々に再訪したいお店と実感しました。
【出演】
居酒屋探訪家・太田和彦(アートディレクター / 作家)
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第152回「滋賀・大津市で歴史と名物料理を堪能」
今回の舞台は、滋賀県の県庁所在地、大津市。琵琶湖に寄り添うように広がる大津は、自然と歴史と人々の暮らしが調和した美しい風景が魅力。清冽な水から醸される日本酒など、豊かな自然がもたらす美味・珍味に溢れています。そんな大津で、感動を呼ぶ旨さだと評判の名物料理を堪能します。
世界文化遺産の延暦寺や京都からも程近い場所に位置する大津市は、自然と歴史の宝庫。古くから日本四箇大寺の1つに数えられる名刹・ 三井寺を訪ねました。総本堂にあたる国宝・金堂は、桃山時代を代表する名建築として知られています。三井の晩鐘で鐘つき体験を行った太田さん、響きわたる荘厳な音色にしばし合掌。悠久の歴史に思いをはせました。
大津はかつて、東海道の宿場町として栄えた地域。この地にひっそりと佇む名店「おゝ杉」に訪ねました。
京都の〈たん熊〉で修業し、地元大津に店を構えて約30年。独創性あふれる料理が評判で、連日予約客で埋る賑わい。まずは滋賀酒「喜楽長 権座」の燗から。珍味の三種盛のあとは本もろこの炭焼き。身を炙った香ばしさと薄皮の食感が絶妙の旨さ。そしてお待ちかね、名物「うなぎしゃぶ」が登場。ゆるゆると鰻に火が入り、骨切りした身が鍋の中でふっくらしたら食べ頃です。時の経つのも忘れて、今宵は湖魚の旨味を堪能しました。
【出演】
居酒屋探訪家・太田和彦(アートディレクター / 作家)
今回の舞台は、滋賀県の県庁所在地、大津市。琵琶湖に寄り添うように広がる大津は、自然と歴史と人々の暮らしが調和した美しい風景が魅力。清冽な水から醸される日本酒など、豊かな自然がもたらす美味・珍味に溢れています。そんな大津で、感動を呼ぶ旨さだと評判の名物料理を堪能します。
世界文化遺産の延暦寺や京都からも程近い場所に位置する大津市は、自然と歴史の宝庫。古くから日本四箇大寺の1つに数えられる名刹・ 三井寺を訪ねました。総本堂にあたる国宝・金堂は、桃山時代を代表する名建築として知られています。三井の晩鐘で鐘つき体験を行った太田さん、響きわたる荘厳な音色にしばし合掌。悠久の歴史に思いをはせました。
大津はかつて、東海道の宿場町として栄えた地域。この地にひっそりと佇む名店「おゝ杉」に訪ねました。
京都の〈たん熊〉で修業し、地元大津に店を構えて約30年。独創性あふれる料理が評判で、連日予約客で埋る賑わい。まずは滋賀酒「喜楽長 権座」の燗から。珍味の三種盛のあとは本もろこの炭焼き。身を炙った香ばしさと薄皮の食感が絶妙の旨さ。そしてお待ちかね、名物「うなぎしゃぶ」が登場。ゆるゆると鰻に火が入り、骨切りした身が鍋の中でふっくらしたら食べ頃です。時の経つのも忘れて、今宵は湖魚の旨味を堪能しました。
【出演】
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第151回「滋賀・近江八幡で風情と絶品料理を満喫 」
今回の舞台は、滋賀県の中部に位置する近江八幡市。豊臣秀次によって八幡山城が築かれ、歴史情緒あふれる八幡堀や城下町の町並みが現存するエリアです。歴史と文化が息づく街で、琵琶湖の旬の食材と滋賀の銘酒を提供する名居酒屋をご紹介します。
まずは琵琶湖へと続く水路「八幡堀」へ。風情あふれる石畳や旧家が軒を連ねる景観は、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう。堀を巡る屋形船に乗り、城下町の面影を和舟からゆったりと楽しめた太田さん。安らぎの時間を満喫しました。
JR大津駅から徒歩圏内にある、こだわりの旬の肴と滋賀酒を楽しめる名店「直(なお)」。まずは女性杜氏が醸す「浅茅生 生酛・特別純米・赤カエル」の燗で。ご主人が派手と称するお通しは、たら白子ポン酢・鯛の子・うぐい炊きなど、目を見張る品揃え。ぶり塩たたきは、氷見産のブリに旨塩を振って炙った逸品。そして琵琶湖八珍と言われる固有種、本もろこの南蛮。そのどれもが地の物を熟知した上品な味つけ、盛りつけの美しさがあり、そこかしこに料理人の技が光っていました。
【出演】
居酒屋探訪家・太田和彦(アートディレクター / 作家)
今回の舞台は、滋賀県の中部に位置する近江八幡市。豊臣秀次によって八幡山城が築かれ、歴史情緒あふれる八幡堀や城下町の町並みが現存するエリアです。歴史と文化が息づく街で、琵琶湖の旬の食材と滋賀の銘酒を提供する名居酒屋をご紹介します。
まずは琵琶湖へと続く水路「八幡堀」へ。風情あふれる石畳や旧家が軒を連ねる景観は、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう。堀を巡る屋形船に乗り、城下町の面影を和舟からゆったりと楽しめた太田さん。安らぎの時間を満喫しました。
JR大津駅から徒歩圏内にある、こだわりの旬の肴と滋賀酒を楽しめる名店「直(なお)」。まずは女性杜氏が醸す「浅茅生 生酛・特別純米・赤カエル」の燗で。ご主人が派手と称するお通しは、たら白子ポン酢・鯛の子・うぐい炊きなど、目を見張る品揃え。ぶり塩たたきは、氷見産のブリに旨塩を振って炙った逸品。そして琵琶湖八珍と言われる固有種、本もろこの南蛮。そのどれもが地の物を熟知した上品な味つけ、盛りつけの美しさがあり、そこかしこに料理人の技が光っていました。
【出演】
居酒屋探訪家・太田和彦(アートディレクター / 作家)
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