"団塊"物語
#19「"ゆく川の流れは絶えずして"刑法学の大家前田雅英氏」
ゲスト：前田 雅英（東京都立大学名誉教授 ＜刑事法＞）
今回のゲストは、日本の刑事法の第一人者で東京都立大学名誉教授の前田雅英さん。「前田説」と言われる刑法理論の体系は、実務の世界において多大な影響力を持つ。そんな刑事法の大家は、「正義は変わる」という。何より合理性や整合性の求められる法律の世界においても、その法解釈は、時代によって移り変わるのだという。さらに国や地域、民族においても正義の概念は異なるとも。何を罪とするか？どのような裁きを下すのか？常に揺らぎの中にあるという。研究者として大成するきっかけは、若き日の母親の介護。仕事や研究の足かせとなりそうに思うが、むしろその時間があったからこそ、仕事や研究に打ち込むことができた「万事塞翁が馬」と今振り返る。そんな前田氏が、後世に託す言葉とは？
エピソード
第21回「JFE初代社長 數土文夫が語る「独立自尊」とは？」
ゲスト：數土 文夫（JFEホールディングス 名誉顧問）
今回のゲストは辣腕かつ硬骨の経営者、JFEホールディングス名誉顧問の數土文夫さん。幼少のころから中国の古典に親しみ、北海道大学工学部へ。卒業後「鉄は国家なり」と言われた時代に川崎製鉄に入社。同じ技術畑出身の西山弥太郎社長の薫陶を受け、その教えが生涯の指針となったという。NKKとの経営統合の後、JFEスチール、JFEホールディングスの初代社長を務めたが、会長にとどまることはなかった。しかし後には、乞われてNHKの経営委員会委員長、東京電力会長などを歴任する。自身は「早く身を引くこと」を信条としていたが、「日本のため」と思い、困難な仕事を引き受けたという。「独立自尊」を旨とし、週2回のジム通いと一日2時間半の読書。健康の維持にも努めている。そんな數土氏が、後世に託す言葉とは？
ゲスト：數土 文夫（JFEホールディングス 名誉顧問）
今回のゲストは辣腕かつ硬骨の経営者、JFEホールディングス名誉顧問の數土文夫さん。幼少のころから中国の古典に親しみ、北海道大学工学部へ。卒業後「鉄は国家なり」と言われた時代に川崎製鉄に入社。同じ技術畑出身の西山弥太郎社長の薫陶を受け、その教えが生涯の指針となったという。NKKとの経営統合の後、JFEスチール、JFEホールディングスの初代社長を務めたが、会長にとどまることはなかった。しかし後には、乞われてNHKの経営委員会委員長、東京電力会長などを歴任する。自身は「早く身を引くこと」を信条としていたが、「日本のため」と思い、困難な仕事を引き受けたという。「独立自尊」を旨とし、週2回のジム通いと一日2時間半の読書。健康の維持にも努めている。そんな數土氏が、後世に託す言葉とは？
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#20「女子プロゴルフ界のレジェンド樋口久子さん登場」
ゲスト：樋口 久子（一般社団法人 日本女子プロゴルフ協会 顧問）
日本女子プロゴルフ協会会長も務め、現在は顧問の立場にある樋口久子さん。国内トーナメントの通算69勝、海外を含めると72勝の記録は、日本の女子プロゴルフ界で歴代1位、いまだ破られることのない金字塔だ。2003年には、日本人初の世界ゴルフ殿堂入りも果たした、文字通り日本ゴルフ界のレジェンドです。伝説のプロゴルファー中村寅吉氏に師事し、ゴルフの道へ。一度はアメリカにわたり活躍するが、10年で区切りをつけて日本の女子プロゴルフ界のために日本に帰国。1997年に日本女子プロゴルフ協会会長に就任すると、数々の改革に着手し、女子プロゴルフの振興に尽力した。その成果は、今や日本における女子プロゴルフの人気が、男子のそれをしのぐまで盛り上がっていることに明らかだ。「私の人生はゴルフだ」と言い切る樋口さんに、そのゴルフ人生について聞く。
ゲスト：樋口 久子（一般社団法人 日本女子プロゴルフ協会 顧問）
日本女子プロゴルフ協会会長も務め、現在は顧問の立場にある樋口久子さん。国内トーナメントの通算69勝、海外を含めると72勝の記録は、日本の女子プロゴルフ界で歴代1位、いまだ破られることのない金字塔だ。2003年には、日本人初の世界ゴルフ殿堂入りも果たした、文字通り日本ゴルフ界のレジェンドです。伝説のプロゴルファー中村寅吉氏に師事し、ゴルフの道へ。一度はアメリカにわたり活躍するが、10年で区切りをつけて日本の女子プロゴルフ界のために日本に帰国。1997年に日本女子プロゴルフ協会会長に就任すると、数々の改革に着手し、女子プロゴルフの振興に尽力した。その成果は、今や日本における女子プロゴルフの人気が、男子のそれをしのぐまで盛り上がっていることに明らかだ。「私の人生はゴルフだ」と言い切る樋口さんに、そのゴルフ人生について聞く。
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#19「"ゆく川の流れは絶えずして"刑法学の大家前田雅英氏」
ゲスト：前田 雅英（東京都立大学名誉教授 ＜刑事法＞）
今回のゲストは、日本の刑事法の第一人者で東京都立大学名誉教授の前田雅英さん。「前田説」と言われる刑法理論の体系は、実務の世界において多大な影響力を持つ。そんな刑事法の大家は、「正義は変わる」という。何より合理性や整合性の求められる法律の世界においても、その法解釈は、時代によって移り変わるのだという。さらに国や地域、民族においても正義の概念は異なるとも。何を罪とするか？どのような裁きを下すのか？常に揺らぎの中にあるという。研究者として大成するきっかけは、若き日の母親の介護。仕事や研究の足かせとなりそうに思うが、むしろその時間があったからこそ、仕事や研究に打ち込むことができた「万事塞翁が馬」と今振り返る。そんな前田氏が、後世に託す言葉とは？
ゲスト：前田 雅英（東京都立大学名誉教授 ＜刑事法＞）
今回のゲストは、日本の刑事法の第一人者で東京都立大学名誉教授の前田雅英さん。「前田説」と言われる刑法理論の体系は、実務の世界において多大な影響力を持つ。そんな刑事法の大家は、「正義は変わる」という。何より合理性や整合性の求められる法律の世界においても、その法解釈は、時代によって移り変わるのだという。さらに国や地域、民族においても正義の概念は異なるとも。何を罪とするか？どのような裁きを下すのか？常に揺らぎの中にあるという。研究者として大成するきっかけは、若き日の母親の介護。仕事や研究の足かせとなりそうに思うが、むしろその時間があったからこそ、仕事や研究に打ち込むことができた「万事塞翁が馬」と今振り返る。そんな前田氏が、後世に託す言葉とは？
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#18「小池百合子都知事に聞く！ 都政と日本の未来」
ゲスト：小池 百合子（東京都知事）
中央政界から都知事に転じて既に3期、9年となる小池百合子東京都知事が今回のゲスト。小池氏は、エジプト留学の後、アラビア語通訳、ニュースキャスターを経て、1992年日本新党から国政の舞台に躍り出た。環境大臣として手掛けた「クールビズ」は、瞬く間に国民の間に浸透し、トレンドとなった。その後も「都民ファースト」「3密」等々、小池氏は庶民に伝わりずらい政策を、ユニークな言語感覚から繰り出すパワーワードで、一気に身近なものにしてきた。しかし、それは庶民の共感を得る手段ではあるが、ただ単に「共感」だけを得ようとすれば、ポピュリズムに陥る危険性がある。そう釘を刺したうえで、得るべき「共感」には常に「大儀」が必要だと小池知事は説く。そんな小池知事が、入浴中にひらめき、今、都として最も力を入れている「スシテック」とは一体？
番組では、小池知事の来し方、そして都政、日本の未来について聞いた。
ゲスト：小池 百合子（東京都知事）
中央政界から都知事に転じて既に3期、9年となる小池百合子東京都知事が今回のゲスト。小池氏は、エジプト留学の後、アラビア語通訳、ニュースキャスターを経て、1992年日本新党から国政の舞台に躍り出た。環境大臣として手掛けた「クールビズ」は、瞬く間に国民の間に浸透し、トレンドとなった。その後も「都民ファースト」「3密」等々、小池氏は庶民に伝わりずらい政策を、ユニークな言語感覚から繰り出すパワーワードで、一気に身近なものにしてきた。しかし、それは庶民の共感を得る手段ではあるが、ただ単に「共感」だけを得ようとすれば、ポピュリズムに陥る危険性がある。そう釘を刺したうえで、得るべき「共感」には常に「大儀」が必要だと小池知事は説く。そんな小池知事が、入浴中にひらめき、今、都として最も力を入れている「スシテック」とは一体？
番組では、小池知事の来し方、そして都政、日本の未来について聞いた。
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#17「牛島信の『団塊物語』 三井不動産・岩沙弘道相談役が語る『自我作古』とは」
ゲスト：岩沙 弘道（三井不動産 相談役）
今回のゲストは、三井不動産で東京ミッドタウンをはじめ数々の都市再生を手掛け、社長、会長を務め、経団連の副会長なども歴任した岩沙弘道さん。相談役に退いた今は、社会貢献に忙しい日々を送っていると言います。東京都消防懇話会会長、日本赤十字社常任理事、慶応義塾評議員会議長、伊勢神宮総代など、社会貢献活動に多忙な日々を送る岩沙さん、地元日本橋の福徳神社の再興にも尽力しています。その街づくりにかける思いとは？
そして岩沙さんが後世に残したい言葉として挙げたのが「自我作古」。大きな変化がある時代、将来に向けて常に新しい感覚と知識を以て、時代の変化を乗り越えていける人材になって欲しいという思いを託した言葉です。
ゲスト：岩沙 弘道（三井不動産 相談役）
今回のゲストは、三井不動産で東京ミッドタウンをはじめ数々の都市再生を手掛け、社長、会長を務め、経団連の副会長なども歴任した岩沙弘道さん。相談役に退いた今は、社会貢献に忙しい日々を送っていると言います。東京都消防懇話会会長、日本赤十字社常任理事、慶応義塾評議員会議長、伊勢神宮総代など、社会貢献活動に多忙な日々を送る岩沙さん、地元日本橋の福徳神社の再興にも尽力しています。その街づくりにかける思いとは？
そして岩沙さんが後世に残したい言葉として挙げたのが「自我作古」。大きな変化がある時代、将来に向けて常に新しい感覚と知識を以て、時代の変化を乗り越えていける人材になって欲しいという思いを託した言葉です。
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#16「牛島信の「団塊物語」 岸田文雄前首相が語る政治家としての来し方行く末」
ゲスト：岸田 文雄（前内閣総理大臣）
今回のゲストは、前内閣総理大臣の岸田文雄さん。1993年の初当選以来、連続11回当選、30年以上にわたる国会議員人生で、外務大臣を4年7か月、内閣総理大臣を3年と、長きにわたり要職の座で国政を担ってきた。番組では、2023年にホスト国の総理として、地元広島で開催したG７サミットについて話を聞いたほか、幼少の頃の思い出話から政治家を志した動機、最近力を入れているYouTubeでの配信について等、普段は聞けない様な話まで聞いた。また、中東やウクライナなど混とんとする国際情勢の中で「力ではなく、法の支配のもとで秩序を回復する」ことの重要性を訴える岸田氏は、今後の日本の舵取りにどう関わっていこうとしているのか？来月に控える参議院選挙とその先のことについても聞いた。
ゲスト：岸田 文雄（前内閣総理大臣）
今回のゲストは、前内閣総理大臣の岸田文雄さん。1993年の初当選以来、連続11回当選、30年以上にわたる国会議員人生で、外務大臣を4年7か月、内閣総理大臣を3年と、長きにわたり要職の座で国政を担ってきた。番組では、2023年にホスト国の総理として、地元広島で開催したG７サミットについて話を聞いたほか、幼少の頃の思い出話から政治家を志した動機、最近力を入れているYouTubeでの配信について等、普段は聞けない様な話まで聞いた。また、中東やウクライナなど混とんとする国際情勢の中で「力ではなく、法の支配のもとで秩序を回復する」ことの重要性を訴える岸田氏は、今後の日本の舵取りにどう関わっていこうとしているのか？来月に控える参議院選挙とその先のことについても聞いた。
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#15「"勇気がある日は爽快だ"但木敬一元検事総長が語る正義と勇気」
ゲスト：但木 敬一（元検事総長 ／ T&Tパートナーズ法律事務所客員弁護士）
「"どんなに偉い人間でも悪い事したら罰を受けるのだ"という庶民の期待に応えるのが検察だ」と但木敬一元検事総長は言う。「無辜の民を救いたい」という志を抱き法曹の道に進み、最後は検事総長にまで上り詰めた。 2002年小泉政権当時、但木氏は法務事務次官という立場であったにも関わらず、ハンセン病訴訟の地裁判決に対する政府側からの控訴を断念するように官邸に進言、それを聞き届けた小泉総理は控訴断念を決断した。退官後は弁護士として、 早い時期からコーポレートガバナンスの重要性について言及してきた但木氏。後世に残したい言葉として「勇気」という言葉を挙げた。その真意はどこにあるのであろう？弁護士牛島信が迫る。
ゲスト：但木 敬一（元検事総長 ／ T&Tパートナーズ法律事務所客員弁護士）
「"どんなに偉い人間でも悪い事したら罰を受けるのだ"という庶民の期待に応えるのが検察だ」と但木敬一元検事総長は言う。「無辜の民を救いたい」という志を抱き法曹の道に進み、最後は検事総長にまで上り詰めた。 2002年小泉政権当時、但木氏は法務事務次官という立場であったにも関わらず、ハンセン病訴訟の地裁判決に対する政府側からの控訴を断念するように官邸に進言、それを聞き届けた小泉総理は控訴断念を決断した。退官後は弁護士として、 早い時期からコーポレートガバナンスの重要性について言及してきた但木氏。後世に残したい言葉として「勇気」という言葉を挙げた。その真意はどこにあるのであろう？弁護士牛島信が迫る。
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#14「1996年～2025年『年賀状』で振り返る30年」
牛島さんがこの30年、毎年出し続けてきた年賀状が1冊の本にまとまりました。タイトルは『年賀状は小さな文学作品』。年末にその1年を振り返り、丹精込めてしたためる年賀状は小さな文学作品だといいいます。牛島さんが、40代半ばで弁護士として充実した仕事をこなしつつ、念願の作家デビューを果たした直後の1996年から今年、2025年までの30年分の年賀状とそれにまつわるエッセイや物語が収められています。 今回の番組は、この本の中から一部を紹介しながら、牛島さんの仕事や私生活の様子通して、その時代時代の空気をお伝えします。そして、この30年の歩みをたどることで、作家、弁護士牛島信の現在地を確認します。
牛島さんがこの30年、毎年出し続けてきた年賀状が1冊の本にまとまりました。タイトルは『年賀状は小さな文学作品』。年末にその1年を振り返り、丹精込めてしたためる年賀状は小さな文学作品だといいいます。牛島さんが、40代半ばで弁護士として充実した仕事をこなしつつ、念願の作家デビューを果たした直後の1996年から今年、2025年までの30年分の年賀状とそれにまつわるエッセイや物語が収められています。 今回の番組は、この本の中から一部を紹介しながら、牛島さんの仕事や私生活の様子通して、その時代時代の空気をお伝えします。そして、この30年の歩みをたどることで、作家、弁護士牛島信の現在地を確認します。
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#13「牛島信の『団塊物語』比較文学研究の大家 平川祐弘氏が語る日本と日本人」
ゲスト：平川 祐弘（東京大学名誉教授 ／ 比較文化史家）
今回のゲストは、東京大学名誉教授で比較文化史家の平川祐弘氏。比較文学研究の大家である平川氏が翻訳を手掛けたダンテの『神曲』は、出版から半世紀以上の時を経た今でも、名訳として広く読み継がれている。また、森鴎外を通じて急激な近代化する明治期の日本の精神性を解き明かした『和魂洋才の系譜』は、トップエリートたちに多大な影響を与えてきた。敗戦から高度経済成長を成し遂げた昭和、"失われた30年"といわれながらも経済大国の地位を維持してきた平成、令和。時代が移り変わる中でも、戦後80年にわたって 日本は、国際社会の一角で存在感を示してきた。しかし、私たち日本人は本当の意味で国際人となり得たのであろうか？平川氏の問いかけは、日本の将来に向けて鋭く問いかける。
ゲスト：平川 祐弘（東京大学名誉教授 ／ 比較文化史家）
今回のゲストは、東京大学名誉教授で比較文化史家の平川祐弘氏。比較文学研究の大家である平川氏が翻訳を手掛けたダンテの『神曲』は、出版から半世紀以上の時を経た今でも、名訳として広く読み継がれている。また、森鴎外を通じて急激な近代化する明治期の日本の精神性を解き明かした『和魂洋才の系譜』は、トップエリートたちに多大な影響を与えてきた。敗戦から高度経済成長を成し遂げた昭和、"失われた30年"といわれながらも経済大国の地位を維持してきた平成、令和。時代が移り変わる中でも、戦後80年にわたって 日本は、国際社会の一角で存在感を示してきた。しかし、私たち日本人は本当の意味で国際人となり得たのであろうか？平川氏の問いかけは、日本の将来に向けて鋭く問いかける。
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#12「牛島信の『団塊物語』 武藤敏郎元財務事務次官が語る『吏道』とは」
ゲスト：武藤 敏郎（大和総研名誉理事 ／ 元大蔵・財務事務次官 ／ 元日銀副総裁）
今回のゲスト武藤敏郎氏は大蔵省入省後、大蔵スキャンダル当時は官房長、その後事務次官を経て日銀副総裁、さらには東京2020オリンピック・パラリンピック事務総長と、常に霞が関の中枢で国の運営を担ってきた。
時の宮澤蔵相は、その姿に官僚の道「吏道」という言葉を思い浮かべると言った。入省当時から大きく変わった政治と官僚との関係を、武藤氏は今どう見ているのか？ そして、コロナ禍では東京五輪の1年延期に奔走した。しかし、多忙の中にあっても私生活では絵筆を握り続け、その腕前は個展を開くまでに。日本の失われた30年の原因は「リスクを取らないことにある」と喝破する武藤氏だが、若い世代に何を期待し、何を託すのだろう。
ゲスト：武藤 敏郎（大和総研名誉理事 ／ 元大蔵・財務事務次官 ／ 元日銀副総裁）
今回のゲスト武藤敏郎氏は大蔵省入省後、大蔵スキャンダル当時は官房長、その後事務次官を経て日銀副総裁、さらには東京2020オリンピック・パラリンピック事務総長と、常に霞が関の中枢で国の運営を担ってきた。
時の宮澤蔵相は、その姿に官僚の道「吏道」という言葉を思い浮かべると言った。入省当時から大きく変わった政治と官僚との関係を、武藤氏は今どう見ているのか？ そして、コロナ禍では東京五輪の1年延期に奔走した。しかし、多忙の中にあっても私生活では絵筆を握り続け、その腕前は個展を開くまでに。日本の失われた30年の原因は「リスクを取らないことにある」と喝破する武藤氏だが、若い世代に何を期待し、何を託すのだろう。
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