桑祈は晏雲之や厳三郎と協力し、閻琰を牢(ろう)から救い出した。しかし、閻(えん)家の問題自体は解決していないことを思うと夜も眠れない。晏雲之と気晴らしに出かけ、いくらか元気を取り戻した矢先、皇帝の命で桑太尉(そうたいい)が投獄されたとの知らせが入る。とがめを受けるような心当たりといえば閻太師(えんたいし)を擁護したことぐらいだが、事態はもっと深刻だった。何者かが桑太尉も塩の密売に関わっていたと証言したらしい。その者こそ一連の事件の黒幕に違いないが…。
桑祈は晏雲之や厳三郎と協力し、閻琰を牢(ろう)から救い出した。しかし、閻(えん)家の問題自体は解決していないことを思うと夜も眠れない。晏雲之と気晴らしに出かけ、いくらか元気を取り戻した矢先、皇帝の命で桑太尉(そうたいい)が投獄されたとの知らせが入る。とがめを受けるような心当たりといえば閻太師(えんたいし)を擁護したことぐらいだが、事態はもっと深刻だった。何者かが桑太尉も塩の密売に関わっていたと証言したらしい。その者こそ一連の事件の黒幕に違いないが…。