報道ライブ インサイドOUT 第2・第4金曜版
ゲスト:齊藤 貢(元駐イラン特命全権大使) VTR出演:フェデリカ・モゲリーニ(元EU(欧州連合)上級代表 )
世界中がトランプ関税に揺れる中、アメリカと中東イランとのディールの行方が注目されている。第2次政権発足後、核開発を続けるイランに対し「最大限の圧力をかける」と表明したトランプ大統領。イランの最高指導者ハメネイ師に交渉を呼びかけ、今月、ついに両国の協議がスタートした。交渉が決裂した場合「とても激しいことをしなければならない」と核施設攻撃にも言及するトランプ氏。さらに、アメリカを後ろ盾に、イランと敵対するイスラエルは核施設の破壊を主張し、イランとイスラエルの間は一触即発の状態にある。オバマ政権時代の核合意によって、一度は核開発に対する制限を受け入れたイラン。だが、既にイランは、核爆弾にも転用可能な高濃縮度のウランを備蓄しているという。なぜ、このような危機的状況が生まれたのか?イランをはじめ、北朝鮮などが核開発を進め、米国と中国、ロシアといった核大国が争いを続ける中、核の秩序は、今後、どうなっていくのだろうか?
番組では、イラン核合意に尽力した元EU代表のフェデリカ・モゲリーニ氏にインタビュー取材。スタジオには元駐イラン特命全権大使の齊藤貢さんを招き、現状を分析する。