報道ライブ インサイドOUT
ゲスト:岩井 奉信(日本大学名誉教授)、山田 惠資(時事通信社解説委員)
「政治とカネ」をめぐる与野党の攻防が、いま最終局面を迎えています。議論の焦点は、企業・団体からの政治献金を「禁止」するのか、それとも制度を「存続」させるのか。結論の期限とされる"3月末"を目前に、与野党の立場は真っ向から対立しています。自民党が掲げるのは「制度の継続と透明性の強化」。これに対し、立憲民主党や日本維新の会など5野党は、企業・団体献金を原則「禁止」とする案を提示。さらに、公明党・国民民主党は、献金の"受け手"を政党本部や県連に限定するなど、制度の存続を前提にした「規制強化」の立場を取ります。3つの案が交錯する"三すくみ"の構図のなかで、与野党は果たして歩み寄れるのか。
ゲストは、政治資金に詳しい日本大学名誉教授・岩井奉信氏と、時事通信社解説委員・山田惠資氏。制度の実効性や政局への影響を掘り下げます。