報道ライブ インサイドOUT
ゲスト:柯 隆(東京財団政策研究所主席研究員)、池畑 修平(ジャーナリスト / 元NHK解説主幹)
中国での不動産不況が依然として続く。16日に国家統計局が発表した不動産開発投資(1月~11月)は前年同期比で、マイナス10.4%と大幅な下落となった。習近平政権は積極的な財政出動や金融緩和の拡大などを掲げ、不動産市場のテコ入れを図るが、対応策は不十分との指摘も...。長引く中国不動産不況のあおりを最も受けているのが地方政府だ。土地使用権を不動産会社に売ることで収入を得てきたが、各地で住宅建設が止まり、財政悪化が深刻化している。高齢者に支払う年金の管理・運営は地方政府が担うため、習政権にとって地方財政の改善が喫緊の課題とされる。
ゲストは、中国経済が専門の東京財団政策研究所主席研究員・柯隆氏と、元NHK解説主幹で、長年、中国の社会情勢を取材するジャーナリスト・池畑修平氏。不動産バブル崩壊で中国経済は長期デフレに突入か...。低迷する中国経済の動向について議論。