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#5「岡博士に文化勲章」「三池 生産を再開」「早慶 決勝戦に持ち込む ‐六大学秋のリーグ戦‐」「災害地に冬が来る」~昭和あの日のニュース~<昭和35年(1960)11月9日配給の毎日ニュース>より

昭和35年から映画館で配給された「毎日ニュース」から選りすぐりで、昭和史に残るニュースの数々をご紹介していきます。

今回は、当時日本であまり知られていなかった世界的数学者 岡潔博士に文化勲章が授与されたニュース。
関数理論の研究に尽くした功績が認められた華々しい受賞の影に、奈良女子大学で教鞭をとりながらアルバイトをして家族を養ってきた苦労もあったといいます。数学者でありながら「人の道」を説き話題となった随筆「春宵十話」では、「私についていえば、ただ数学を学ぶ喜びを食べて生きているというだけである」とも語っている。


つぎは、三池争議解決の話題。
三池炭鉱の人員整理への反対で起こった三池争議は、第1組合がスト解除の平和宣言を採択し解決した。石炭から石油へエネルギーの主役が変わる時代の過渡期に翻弄された人々の姿を映し出します。

3つ目は、スポーツ。
大学野球の華とも言える早慶戦。昭和35年は、長島茂雄以来の大物と言われる早稲田の徳武定祐選手に注目が集まり大いに盛り上がった。観客の熱量にも驚かされます!

最後に、チリ地震津波の被害が大きかった宮城県気仙沼の様子を伝える映像です。ほぼ全滅した牡蠣いかだ、沼地になってしまった田んぼ、人力での復興作業…。復興もおぼつかない中、選挙の演説会が開かれ集まった沢山の聴衆たち。
 

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