大ヒット時代劇「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」をプロデュースしたユー・ジョンのもと、実力派キャスト陣が結集! 「瓔珞<エイラク>」と同じ乾隆(けんりゅう)帝の時代、宮廷御用達の伝統織物・緙絲(こくし)を支える女性たちにスポットを当てた本作。丁寧かつ鮮やかに描かれたヒューマンドラマ、愛憎渦巻くお屋敷ドラマと切ないロマンス、さらには汚職官僚に立ち向かうなど、さまざまな要素を楽しめる本格派エンターテインメント時代劇!
仕事に厳しくも愛情深い女主人・沈翠喜(しんすいき)を演じているのは、演技派女優ジアン・チンチン。また、愛にまっすぐで自分に正直な元令嬢・曽宝琴(そほうきん)役を多くの時代劇ドラマでおなじみのヤン・ロンが好演。封建社会の束縛の中、権力や悪にひるまず、信念を貫き生き抜こうとする、性格も境遇も正反対の2人のヒロインが辿る波乱の運命とは――。
そして、沈翠喜の心を溶かしていく余命わずかな薄幸の青年・魏良弓(ぎりょうきゅう)を演じるのは、マオ・ズージュン。夫が失踪して数年経ったとはいえ、女主人である沈翠喜が恋をすることは許されず、魏良弓にはもう時間が残されていない。想い合っていても結ばれるはずがない2人の儚くも美しいロマンスの行方は――?
さらに、清越坊(せいえつぼう)で働く若い女性たちの物語や主従を越えた友情も描かれ、あらゆる世代の女性が共感できる作品に!
本作では江南地方・蘇州(そしゅう)の情緒あふれる水郷街をリアルに再現し、小道具も本物の貴重な骨董品などを使用。また、物語の要であり、2009年に世界無形文化遺産になった中国伝統のつづれ織りである緙絲は、現在400~500人ほどしか職人がいないといわれる緙絲の継承者のひとり、グー・ジエンドンが監修を担当。俳優陣に技術の本格指導を行い、ドラマに出てくる作品は自身の工房で制作するなど、その織り方から精巧で美しい完成作品まで丁寧に再現。さらに、沈翠喜が愛を込めて繊細な刺繍を施したり、曽宝琴や魏良弓が崑曲こんきょく(中国の伝統演劇のひとつ)を歌うシーンも劇中に登場し、ストーリーを楽しみながら中国の伝統文化を存分に味わうことができる!
清(しん)朝乾隆(けんりゅう)帝の時代。江南(こうなん)きっての織物名家・任(じん)家に身を寄せ、緙絲(こくし)の職人となった沈翠喜(しんすいき)は、その腕を買われて跡取りの任雪堂(じんせつどう)と結婚し、織物工房「清越坊(せいえつぼう)」を立派に切り盛りしていた。しかし、任雪堂は没落した名家の令嬢・曽宝琴(そほうきん)との愛を貫き、山塘(さんとう)街にある別宅に住まわせ子供を作る。そんな中、汚職官僚の不正事件に巻き込まれた任雪堂が命を狙われて行方不明に。沈翠喜は当主不在の任家を守るため、曽宝琴が産んだ息子・秀山(しゅうざん)を後継者として引き取り、女主人として汚職官僚と闘う道を選ぶ。強い責任感と覚悟からどんなときも厳格に振る舞い、弱みを見せない沈翠喜。しかし実は、心の奥底に孤独を抱えていた。そんな彼女を理解してくれたのは、秀山の家庭教師となった余命わずかな青年・魏良弓(ぎりょうきゅう)で…。