西炎(せいえん)国の王姫(おうき)を母に、皓翎(こうれい)国の王を父に持つ小夭(しょうよう)は、西炎国の朝雲(ちょううん)峰で従兄(いとこ)の西炎瑲玹(せいえんそうげん)と楽しい日々を送っていた。しかし戦(いくさ)のせいで西炎瑲玹が父と母を亡くし、息子夫婦を亡くした悲しみの中で祖母も世を去り、さらには小夭の母も戦場で命を落とした。「互いに助け合って生きるように」と祖母から遺言された2人だったが、小夭は玉(ぎょく)山に送られてしまい、離ればなれとなる。別れ際に必ず迎えに行くと誓った西炎瑲玹だが、それから長い時が流れて…。
西炎(せいえん)国の王姫(おうき)を母に、皓翎(こうれい)国の王を父に持つ小夭(しょうよう)は、西炎国の朝雲(ちょううん)峰で従兄(いとこ)の西炎瑲玹(せいえんそうげん)と楽しい日々を送っていた。しかし戦(いくさ)のせいで西炎瑲玹が父と母を亡くし、息子夫婦を亡くした悲しみの中で祖母も世を去り、さらには小夭の母も戦場で命を落とした。「互いに助け合って生きるように」と祖母から遺言された2人だったが、小夭は玉(ぎょく)山に送られてしまい、離ればなれとなる。別れ際に必ず迎えに行くと誓った西炎瑲玹だが、それから長い時が流れて…。