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#10「少なきを憂う大臣のイス」「砂に埋まる村」~昭和あの日のニュース~<昭和35年(1960)12月14日配給の毎日ニュース>より

昭和35年から劇場で上映された「毎日ニュース」から懐かしい昭和の風景を選りすぐりでお届けします。BS11、毎日映画社がセレクトしたあの日、あの頃の昭和史の数々をお楽しみください。

まずは、政治のニュースから。第二次池田内閣の難航していた衆議院議長は前任の清瀬議長が引き継ぐことになった。後に総理大臣となる佐藤栄作氏は、応援演説で西村英一氏を大臣にと公約を掲げた。その宣言通り西村氏は大臣に。少ない大臣の座をめぐって派閥がしのぎを消する形でスタートした池田内閣でした。

2つ目は、日本海に面する山形県酒田市の浜中村の昭和35年の風景。 第二次世界大戦後、砂防林の荒廃で北西からの季節風が吹くと、屋根だけ出して、砂に埋まってしまう庄内砂丘の村。日々家の前で砂をかき出し、家の中でも風よけの番傘を立てて食事をする村人たちの姿が。昭和50年代にかけて酒田営林署によって植えられた植林が定着するまではこのような生活が続いたそうです。安部公房「砂の女」の舞台になった地でもあります。

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