世界遺産登録20周年 熊野古道「熊野の旅人 祈りのふるさとをゆく」
和歌山と奈良、三重県にまたがる世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」。紀伊山地の自然がなければ成立しなかった「熊野三山」、「高野山」、「吉野・大峯」の三つの霊場と、そこに至る「参詣道」、またそれらを取り巻く「文化的景観」が、2004年世界遺産として登録されました。今年は登録から20周年、あらためて熊野の魅力と今に息づく祈りを伝えます。
熊野三山に続く和歌山県の熊野古道のうち、三山への公式参拝ルートといわれた「中辺路」を、俳優の榎木孝明さんが歩き、雄大な自然や自然とともにある祈りを感じます。また世界で唯一の「川の参詣道」として知られる熊野川の「川舟下り」を体験するほか、それぞれに特徴がある熊野三山を巡ります。さらに水彩画家としても活躍している榎木さんが熊野の絶景を描き、旅を通して実感した「熊野古道を歩く意味」を語ります。
和歌山県の海沿いを行くルート「大辺路」は、風光明媚な熊野古道として古くから文人墨客に愛されてきました。その大辺路を和歌山県出身のモデル本谷紗己さんが語り部とともに歩き、古道沿いに広がる海の絶景に出会います。また清流として知られる古座川で川遊びを体験するとともに、地元のおばあさんが作る郷土料理を堪能、ふるさと和歌山の奥深い文化に触れます。
(BS11、テレビ和歌山共同製作特別番組)
【出演】
榎木孝明(俳優・水彩画家)
本谷紗己(和歌山県出身モデル ・タレント)