報道ライブ インサイドOUT 第2・第4金曜版
ゲスト:鴨志田 祐美(弁護士 / 日弁連再審法改正実現本部本部長代行)
VTR出演:稲田 朋美(前衆議院議員 / 弁護士「再審法改正を早期に実現する議員連盟」メンバー)
1966年、静岡県で起きた一家4人強盗殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑が確定していた袴田巌さんのやり直し裁判、再審公判で、9月26日、静岡地裁は、無罪判決を言い渡した。判決に対し、検察は控訴を断念、無罪が確定した。事件発生から58年、死刑の確定から44年、なぜ、冤罪が晴れるまでに気の遠くなるような歳月がかかるのか?そこには、"開かずの扉"といわれる再審、やり直し裁判に関する法律の不備があるとの指摘がある。袴田さん以外にも、冤罪が疑われる事件はほかにもあり、無実を訴える人々は、再審開始というスタート地点にも立てないでいるのが現実だ。
ゲストは「大崎事件」で無実を訴える原口アヤ子さんの弁護団の一員、日弁連・再審法改正実現本部で本部長代行を務める鴨志田祐美弁護士。そして、「再審法改正を早期に実現する議員連盟」メンバーで、弁護士でもある稲田朋美前衆議院議員にも、袴田さん無罪判決の評価と再審法の問題点を聞く。