報道ライブ インサイドOUT 第2・第4金曜版
ゲスト:中川 浩一(日本国際問題研究所 客員研究員 / 初代ガザ駐在外交官)
イラン中継:渡会 五月(共同通信テヘラン支局 支局長)
去年10月にイスラエルとハマスによる戦闘が始まって10ヵ月。ガザ地区での死者は、ついに4万人を超えた。その大半が女性や子供で、深刻な人道危機が続く。そんな中、米国など仲介国の呼びかけで、先週から停戦交渉が再開された。しかし、イスラエル側が米国の新提案を受け入れる一方、ハマス側は協議に加わらず、先行きは不透明だ。
さらに、中東に暗い影を落としているのがイランの存在だ。
先月末、ハマスの最高指導者ハニヤ氏を首都テヘランで暗殺され、面子を潰されたイランの最高指導者ハメネイ師は 「報復することが義務だと考えている」と宣言。米国のバイデン政権は、イランに自制を求めるが、停戦交渉の行方次第では中東の緊張は一気にエスカレートする。果たして、ガザ停戦への道筋が開かれるのか?イランの報復で中東の戦火がさらに広がるのか?
今夜は、中東のスペシャリストで初代のガザ駐在外交官を務めた中川浩一氏をスタジオに招いて、中東のいまを考える。さらに、共同通信テヘラン支局の渡会五月支局長と中継をつなぎ、イランの現状を探る。