偉人・敗北からの教訓
信長、秀吉、家康に先んじて天下人となった三好長慶の敗北から明日を生きるための教訓を探る。1522年、阿波の戦国武将・三好元長の子として生まれた長慶は11歳の時に父・元長が自害し、家督を継承。その後、メキメキと頭角を現すと、主君である室町幕府管領・細川晴元と十三代将軍・足利義輝を京都から追放し、3人の兄弟と共に勢力を拡大。畿内から四国、中国地方にまでを支配下に置く三好政権を樹立した。
長慶は嫡男・義興と共に天皇の警護を担い、朝廷の信頼も獲得するが、1561年、弟・十河一存が急死。その後、わずか数年の間に身内を3人も失うという不幸に見舞われる。長慶は甥・義継を養子に迎え、後継者に指名。その一方で唯一残った弟・安宅冬康を自害に追い込む。これを機に三好一族は弱体化し、長慶は心身を病んで他界。天下は織田信長の手に渡ってしまう。長慶はなぜ、自らの手で三好政権を弱体化させてしまったのか?
三好宗家の家督を継いだ義継は1565年、三好三人衆らと共に将軍・義輝を襲撃し殺害。しかし、後に十五代将軍となる弟・義昭に逃げられてしまう。越前の朝倉義景のもとに身を寄せた義昭が諸大名に三好氏打倒を呼びかけると、1568年、これに呼応した信長が義昭を奉じて上洛。長慶の死から9年で三好政権は終焉を迎えた。信長に先駆け、畿内を掌握し、天下人となった長慶の最大の功績とは?
【出演】
解説:伊東潤(歴史作家)
進行:中西悠理(キャスター)









