太霊(たいれい)族の神女になる道を選んだ洛璃(らく・り)。彼女は洛神族の神女の象徴でもあった洛神剣を李玄通(り・げんつう)に託し、一族のことを守るように命じた。そして族長を洛青崖(らく・せいがい)に譲り、聖女の座からも退くことを、皆の前で宣言するのだった。その頃、やっと意識を取り戻した牧塵(ぼく・じん)は、洛璃が自分のために太霊族の神女になり、二度と戻らないことを知る。追いかけるよう促す九幽(きゅうゆう)に、牧塵は…。
太霊(たいれい)族の神女になる道を選んだ洛璃(らく・り)。彼女は洛神族の神女の象徴でもあった洛神剣を李玄通(り・げんつう)に託し、一族のことを守るように命じた。そして族長を洛青崖(らく・せいがい)に譲り、聖女の座からも退くことを、皆の前で宣言するのだった。その頃、やっと意識を取り戻した牧塵(ぼく・じん)は、洛璃が自分のために太霊族の神女になり、二度と戻らないことを知る。追いかけるよう促す九幽(きゅうゆう)に、牧塵は…。