【全56話】

レンタル期間:7日間

あらすじ

「天下は広いのに、私の居場所はどこにもない」――そうつぶやいて涙を流す池小苔(ち・しょうたい)。高夢非(こう・ぼうひ)は彼女を守るために、“力”を得なければならないと、痛切に感じていた。そしてそれは、蕭憶情(しょう・おくじょう)を倒し、自分が次期楼主の座に就くという暗い野望となって、彼の中で大きく育っていく…。

エピソード

第56話

第56話

「これが永遠の別れになりそうだ」――1つしかない月神花の花心を舒靖容(じょ・せいよう)に与えた蕭憶情(しょう・おくじょう)は、気を失ったままの彼女を見つめ、そうつぶやいた。やがて目覚めた靖容は、手の届かぬ所へと去った者たちと、2人のこれからについて思いを馳せるのだった。靖容と憶情は手をつなぎ、歩き始めるが…。
「これが永遠の別れになりそうだ」――1つしかない月神花の花心を舒靖容(じょ・せいよう)に与えた蕭憶情(しょう・おくじょう)は、気を失ったままの彼女を見つめ、そうつぶやいた。やがて目覚めた靖容は、手の届かぬ所へと去った者たちと、2人のこれからについて思いを馳せるのだった。靖容と憶情は手をつなぎ、歩き始めるが…。
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第55話

第55話

舒靖容(じょ・せいよう)と迦若(かじゃく)は、沈沙谷の青冥(せいめい)と青嵐(せいらん)として対面を果たした。迦若は明河(めい・か)の目を盗み、靖容へ密命を伝えるのだった。あくる日、聖湖では靖容を生贄とする拝月教の儀式が執り行われようとしていた。同じ頃、月宮に攻め入った蕭憶情(しょう・おくじょう)は…。
舒靖容(じょ・せいよう)と迦若(かじゃく)は、沈沙谷の青冥(せいめい)と青嵐(せいらん)として対面を果たした。迦若は明河(めい・か)の目を盗み、靖容へ密命を伝えるのだった。あくる日、聖湖では靖容を生贄とする拝月教の儀式が執り行われようとしていた。同じ頃、月宮に攻め入った蕭憶情(しょう・おくじょう)は…。
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第54話

第54話

「行って。ここは私が引き受ける」――蕭憶情(しょう・おくじょう)を雪紋(せつもん)の救出へと向かわせ、秋護玉(しゅう・ごぎょく)と対峙する舒靖容(じょ・せいよう)。一方、憶情が山門まで来てみれば、南楚(なん・そ)たちによって助け出された母が、再び明河(めい・か)に奪い去られようとしていた。そして、南楚も血蠱の毒に侵され…。
「行って。ここは私が引き受ける」――蕭憶情(しょう・おくじょう)を雪紋(せつもん)の救出へと向かわせ、秋護玉(しゅう・ごぎょく)と対峙する舒靖容(じょ・せいよう)。一方、憶情が山門まで来てみれば、南楚(なん・そ)たちによって助け出された母が、再び明河(めい・か)に奪い去られようとしていた。そして、南楚も血蠱の毒に侵され…。
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第53話

第53話

受け取った書状によって母の無事を知り、安堵する蕭憶情(しょう・おくじょう)。その書状の主・迦若(かじゃく)は、もうひとつ重要なことを書き送っていた。“南江(なんこう)の民を救ってほしい”――病も、高夢非(こう・ぼうひ)との戦いの傷も癒えぬまま、憶情は舒靖容(じょ・せいよう)に相談することなく、拝月教攻めを決断し…。
受け取った書状によって母の無事を知り、安堵する蕭憶情(しょう・おくじょう)。その書状の主・迦若(かじゃく)は、もうひとつ重要なことを書き送っていた。“南江(なんこう)の民を救ってほしい”――病も、高夢非(こう・ぼうひ)との戦いの傷も癒えぬまま、憶情は舒靖容(じょ・せいよう)に相談することなく、拝月教攻めを決断し…。
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第52話

第52話

高夢非(こう・ぼうひ)の思いを知りながら、それに応えなかったことを悔やむ池小苔(ち・しょうたい)。その一方で、彼女は自分の罪と向き合って生まれ変わることを、舒靖容(じょ・せいよう)と国色剣に誓うのだった。そんななか、大ケガを負った石明煙(せき・めいえん)は、蕭憶情(しょう・おくじょう)に襲われたと憎しみを露わにし…。
高夢非(こう・ぼうひ)の思いを知りながら、それに応えなかったことを悔やむ池小苔(ち・しょうたい)。その一方で、彼女は自分の罪と向き合って生まれ変わることを、舒靖容(じょ・せいよう)と国色剣に誓うのだった。そんななか、大ケガを負った石明煙(せき・めいえん)は、蕭憶情(しょう・おくじょう)に襲われたと憎しみを露わにし…。
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第51話

第51話

「聴雪楼が倒されるかもしれません」。蕭憶情(しょう・おくじょう)は悲痛な思いを胸に、亡き父に向けてつぶやいた。同じ頃、聴雪楼の山門の前では、高夢非(こう・ぼうひ)と池小苔(ち・しょうたい)の行く手を、黄泉(こう・せん)ら四大護法が命がけで阻んでいた。そしてもう1人、聴雪楼を目指して遥かな道のりを駆ける者が…。
「聴雪楼が倒されるかもしれません」。蕭憶情(しょう・おくじょう)は悲痛な思いを胸に、亡き父に向けてつぶやいた。同じ頃、聴雪楼の山門の前では、高夢非(こう・ぼうひ)と池小苔(ち・しょうたい)の行く手を、黄泉(こう・せん)ら四大護法が命がけで阻んでいた。そしてもう1人、聴雪楼を目指して遥かな道のりを駆ける者が…。
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第50話

第50話

手を貸してくれる武林の各門派に要請し、今すぐに聴雪楼への攻撃を開始する――。高夢非(こう・ぼうひ)はついに決断を下した。自分自身は神兵閣から国色剣を奪い、夕影刀を持つ蕭憶情(しょう・おくじょう)と雌雄を決する心積もりである。しかし、池小苔(ち・しょうたい)は言う。「師兄を死なせられないわ」と。夢非の答えは…。
手を貸してくれる武林の各門派に要請し、今すぐに聴雪楼への攻撃を開始する――。高夢非(こう・ぼうひ)はついに決断を下した。自分自身は神兵閣から国色剣を奪い、夕影刀を持つ蕭憶情(しょう・おくじょう)と雌雄を決する心積もりである。しかし、池小苔(ち・しょうたい)は言う。「師兄を死なせられないわ」と。夢非の答えは…。
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第49話

第49話

聴雪楼へ向けて撤退する一団を、刺客たちが襲う。南楚(なん・そ)たちは一丸となって蕭憶情(しょう・おくじょう)の馬車を守り、何とか事なきを得た。しかし、この奇襲を手引きしたのは高夢非(こう・ぼうひ)だったのだ。そんななか、紫陌(しはく)は、夢非が人目を盗んで、夜な夜な洛陽の町へ出ているという情報をつかみ…。
聴雪楼へ向けて撤退する一団を、刺客たちが襲う。南楚(なん・そ)たちは一丸となって蕭憶情(しょう・おくじょう)の馬車を守り、何とか事なきを得た。しかし、この奇襲を手引きしたのは高夢非(こう・ぼうひ)だったのだ。そんななか、紫陌(しはく)は、夢非が人目を盗んで、夜な夜な洛陽の町へ出ているという情報をつかみ…。
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第48話

第48話

鎮南王府での一件の責任を問われ、第二領主の位を剥奪された高夢非(こう・ぼうひ)は、聴雪楼へと戻ることに。しかし、一見失態と思われた行動の裏には、野望達成へ向けた計算があった。一方、蕭憶情(しょう・おくじょう)は、野心を秘めた夢非と恋仲になることで、池小苔(ち・しょうたい)が道を誤らねばよいと気をもんでいたが…。
鎮南王府での一件の責任を問われ、第二領主の位を剥奪された高夢非(こう・ぼうひ)は、聴雪楼へと戻ることに。しかし、一見失態と思われた行動の裏には、野望達成へ向けた計算があった。一方、蕭憶情(しょう・おくじょう)は、野心を秘めた夢非と恋仲になることで、池小苔(ち・しょうたい)が道を誤らねばよいと気をもんでいたが…。
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第47話

第47話

「天下は広いのに、私の居場所はどこにもない」――そうつぶやいて涙を流す池小苔(ち・しょうたい)。高夢非(こう・ぼうひ)は彼女を守るために、“力”を得なければならないと、痛切に感じていた。そしてそれは、蕭憶情(しょう・おくじょう)を倒し、自分が次期楼主の座に就くという暗い野望となって、彼の中で大きく育っていく…。
「天下は広いのに、私の居場所はどこにもない」――そうつぶやいて涙を流す池小苔(ち・しょうたい)。高夢非(こう・ぼうひ)は彼女を守るために、“力”を得なければならないと、痛切に感じていた。そしてそれは、蕭憶情(しょう・おくじょう)を倒し、自分が次期楼主の座に就くという暗い野望となって、彼の中で大きく育っていく…。
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